勉強していくことと、それを生かして働くこと、つまり、資格合格のための勉強と、その資格を使っての実務においては求められるものが全く異なってきます。
資格の勉強の時に求められるのは正確にテキストを覚えていくことであり、極端な言い方をすれば、応用力が無くても基礎的な事項やテキストを丸暗記してしまえば合格できるレベルに達します。
逆に実務においては、いくら基礎的な事項や暗記事項が頭に入っていても、顧客それぞれに状況が違いますので、覚えていることを使っての応用力・対応力等が無ければ全くものにはなりません。
覚えたことをそのまま使えるかといえばそんなことは全くないのです。お金を払ってする勉強とお金をもらってする実務、意識されにくいですが思っている以上に違いがあります。
勉強と実務の違いを書いたので、今度はそこから発展させてビジネス的な観点から書いて行きます。
前節の最後に、「お金を払ってする勉強とお金をもらってする実務」と書きました。
巷では資格を取れば仕事が出来る、資格を持っていれば評価される、資格を持っていれば地位がある、こういった幻想がいまだに渦巻いています。
資格の取得後に必要なことは、その資格を取得してそれをどのような状況にも応用できるかどうかになります。
資格を取得するだけの行為は、知識の証明と自己満足にはなりますが、仕事が出来ることの証明にはならないということです。どのように資格を生かすことが出来るかを自分の頭で考え、実践し、失敗し、検証を繰り返すことによってのみ応用力がついて来ます。
これがお金を払ってサービスを受けながら行なう勉強と、お金に見合ったサービスを提供する実務との決定的な違いです。
資格を取るからには有効に生かしたいですし、行政書士資格を目指す方など、趣味の資格取得以外の学習をされている方であれば、必ず必要な能力になります。
資格を取ってもお金を稼ぐことは考えていないという方には関係の無い話になりましたが、行政書士資格を目指されている方であれば少なくとも資格を生かして独立を目指したり、仕事で役に立てることを考えて勉強されていると思いますので、今日は勉強と実務の違いについて思うところを書かせて頂きました。
資格取得後から始まる厳しい実務に立ち向かうことで資格を生かす意味も出てくると思います。
厳しい状況に立ち向かえる強い気持ちを持っていなければ、資格に合格しても持っているだけの資格になることは目に見えています。
自分に厳しく、目的意識を持って勉強を進めて行こうと思います。
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