日本語教育能力検定試験は、日本語教員となるために学習している方や、日本語教員として教育に携わっている方を対象として、その知識および能力が日本語教育の専門家として必要とされる基礎的水準に達しているかどうかを検定する試験です。
日ごろ使っている日本語とは言っても、教える側に回るとなるとそれなりの勉強が必要になってくることは容易に想像が付きます。
例えばあるものを表現するときに微妙にニュアンスの違う言葉がいくつも存在するので、その使い分けなども実際に学習していかなければ分からないところです。
どれだけ正確な日本語を普段から使えているかというと、疑問符のつく方が多いのではないでしょうか?
現在、多くの識者が日本語の乱れについて指摘されていることからも分かるように、言葉というものは良いようにも悪いようにもどんどん変化していくものです。
日本語教師を目指す方は、その新しい変化・トレンドを追いかけつつも、正しい日本語表現というものを追究していかなければならないと思います。
もちろん日本語教師は、日本人以外の方に日本語を教えることが主な仕事になってきますので、英語力はあるに越したことがないということは言うまでもありません。
特に資格を持たなくても日本語の教師として活動することは可能ですが、やはり体系的に日本語について学習が出来る日本語教育能力検定の資格を取得しておくことが望ましいと思われます。
そうすることで日本語学校などへの就職の道も開けてきます。
資格取得後は取得していない方よりも就職面では有利になりますが、すぐに就職先が見つかるほどの状況ではないようです。
厳しいかもしれませんが、検定試験の学習を進めながら平行して就職活動も行なっておく方が良いかと思います。
その日本語教育能力検定ですが、20%を切る合格率からも分かるようにやや難易度の高い試験となっています。
普段使い慣れている言語だけに覚えているものを修正して覚えなおすことは容易ではありませんので、継続して地道に暗記していく学習も求められるでしょう。
一般的には働きながらでも、独学でも、合格可能な試験と言われています。
また、資格取得の前に、日本文化について広い知識を持っているとか、教えることが好きであるとか、日本語教師としてふさわしい素養を持っていることも重要なことです。
| 項目 | 試験の概要 |
| 資格の種類 | 民間資格 |
| 試験内容 | ●試験I 90分 100点 原則として,出題範囲の区分ごとの設問により,基礎的知識・能力,分析的知識・能力を測定する。 ●試験II 30分 40点 音声媒体により,言語学習の音声的特徴に関する知識,瞬間的知覚・判断能力を測定する。試験I,試験IIIの内容を含む。 ●試験III 120分 100点 原則として,出題範囲の区分横断的な設問により,日本語教員の現場対応能力,問題解決能力,統合的判断能力,思考能力を測定する。 |
| 試験時間 | 試験内容の欄参照 |
| 合格率 | 18.2%(2004年度) |
| 受験資格 | 年齢、性別、学歴等に関係なくどなたでも受験できます。ただし、準1級以上の受験については、前級(準1級の場合は2級)に合格していることが受験の条件となります。 |
| 受験料 | 10,600円 |
| 試験日程 | 10月中旬 |
| 試験会場 | 札幌・東京・名古屋・大阪・広島・福岡(予定) |
| お問い合わせ先 | (財)日本国際教育支援協会 事業部日本語教育普及課 日本語教育能力検定試験係 住所 〒153-8503 東京都目黒区駒場4-5-29 電話 03-5454-5579(24時間テレフォンサービス) http://www.jees.or.jp/ |
| 関連サイト | 財団法人日本国際教育支援協会 |
| 資格について | 日本の社会や文化を世界に紹介する |