インテリア関連資格では公的資格の「インテリアコーディネーター」がまず挙げられます。
また、似たような名称で「インテリアプランナー」という民間資格もあり、まずその違いを書いておきます。
まず、インテリアコーディネーターですが、試験範囲にも主要インテリア商品、インテリア施工関連商品、その他のインテリア商品に関する基礎知識を有していることという部分があり、インテリア商品に軸足を置いた資格であると言えます。
また、インテリア計画や商品選択のアドバイスも求められます。
一方、インテリアプランナーは、インテリアの全体的な視点で建物の企画・設計・施工に関する仕事が多くなります。単純に分けるとインテリアコーディネーターは商品、インテリアプランナーは建物を扱うということになります。
試験は働きながらの勉強で、専門学校や通信講座を利用して半年〜1年、独学ですと1年くらいが目安ではないでしょうか。
すでに関連業界で働いている方は独学で受験することも可能ですが、初心者の方は専門学校などを利用して学習を開始する方が効率的ではないでしょうか。
インテリアコーディネーターとは、名前のとおり居住環境やそのインテリア設計などを消費者に代わって行うというのが仕事であり、現在の日本においてどこまで需要があるかで資格取得後の仕事が決まります。
テレビや雑誌に出ている有名な方ですと、仕事の依頼も多いと推測されますが、一般の資格取得者はこの資格だけでインテリアコーディネーターとして独立してやっていくのは難しいような感じはします。
現在の仕事の状況としては、独立して住宅メーカーや工務店などの下請けとして仕事をもらうことから始めるより、内装などの施工会社などに勤めて、インテリアの専門家として力を発揮する方が収入は安定するでしょう。
独立している方は2級建築士や、前述のインテリアプランナーなどの資格も併用して営業している場合も多いようです。
イメージが先行しているせいか女性の資格志望者が多く、合格者の7割が女性で、その約半数が35歳未満であるという情報もあります。
今後の方向性としまして、バリアフリー住宅がますます増加し、リフォームの需要も高まってきて、室内照明・キッチン周り・トイレ・リビングなどスポットでのインテリア設計ニーズが増加すると期待されています。
インテリアコーディネーターの活躍の場は広がりそうです。
しかし、それまでにしっかりと経験を積み、時代の流れに乗ったセンスを磨き続けておかなければ、実務は知らないけど資格を取得しただけという方では使い物にならないでしょう。
資格だけでは専門家としてアピールしていくには少し弱い気がします。
しかし、室内照明・キッチン周り・トイレ・リビングなど家のことに関しては女性の感性が大いに生かされるところなので、ご自身のアピールポイントをしっかり見極め、どの分野に特化するかなど戦略を練っていけば独立して生計を立てることも夢ではなくなります。
独立のためには長期戦略と強い意志・人脈を開拓する営業力などが必要になります。
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| 項目 | 試験の概要 |
| 資格の種類 | 民間資格 |
| 試験内容 | ●一次試験 *インテリア商品と販売の基礎知識* ≪1.インテリア商品・部材≫ 主要インテリア商品、インテリア施工関連商品、その他のインテリア商品に関する基礎知識を有していること。 ≪2.インテリア販売≫ マーケティング、流通チャネル、インテリアビジネス等に関する基礎知識を有していること。 ≪3.インテリア情報≫ 情報の基本、情報の処理、情報システム等に関する基礎知識を有していること。 ≪4.コンサルティング≫ コンサルティングの基本、コンサルティング・セールス、プレゼンテーション等の基礎知識を有していること。 ≪5.積算・見積≫ 設計図書、仕様書、工事の積算、見積用語等の基礎知識を有していること。 ≪6.住環境≫ 室内環境(安全・省エネ・環境等)に配慮した商品、廃棄物に配慮した商品、高齢者に配慮した生活空間、バリアフリーを考慮した住空間コーディネート等に関する基礎知識を有していること。 *インテリア計画と技術の基礎知識* ≪1.住宅構造≫ 住宅構造(工法)の種類、構造材料の種類、下地材と下地施工の種類と特性等に関する基礎知識を有していること。 ≪2.インテリア構成材≫ 内装仕上材(床・壁・天井)、造作・開口部の種類・特徴と仕上施工の特性、住宅部品、機能材料等に関する基礎知識を有していること。 ≪3.室内環境≫ 熱(属性・日射等)、湿気(湿度・結露)、空気(換気・通風)、音(遮音・吸音)、光(属性・採光等)等に関する基礎知識を有していること。 ≪4.インテリア基礎≫ 空間計画(各室計画・リフォーム計画)、人間工学、モジュラーコーディネーション、インテリアの歴史等に関する基礎知識を有していること。 ≪5インテリア計画≫ 設備計画(衛生・空調・電気・安全設備)、照明計画、彩色計画等に関する基礎知識を有していること。 ≪6.表現技法≫ 設計図書、実務基礎、造形の基本(空間構成と造形)、CAD・CG等に関する基礎知識を有していること。 ≪7.関連法規≫ インテリアの関連法規(消費者保護・製品関連・省エネ・環境・販売モラル・建築関連等)の法規法令の基礎知識を有していること。 ●二次試験 *論文試験* インテリアコーディネーターとしての資質、能力、職業倫理が備わっていること。また、居住環境(住まいの健康・安全等)、コンサルティング、インテリア計画に関する課題についての問題点の捉え方、理解力、判断力、表現力等を有していること。 *プレゼンテーション試験* 一次合格で理解した基礎知識を基に、多様なインテリア計画に関する基本コンセプトの作成、プランニング(計画立案)、プレゼンテーション(提案)の総合的な実務能力を有していること。(図面の作成、色鉛筆を使用して彩色等) ※科目免除制度あり。 |
| 試験時間 | ●一次試験 インテリア商品と販売(100分) インテリア計画と技術(100分) ●二次試験 論文試験(80分) プレゼンテーション試験(140分) |
| 合格率 | 21.9%(2009年度) |
| 受験資格 | 年齢、性別、学歴等に関係なく誰でも受験できる。 ただし、二次試験は一次試験合格者が条件。 |
| 受験料 | 一次試験、二次試験 各10,500円 基本(一次+二次)タイプ 13,650円(同一年内に一次・二次試験を受験する方) ※一次試験不合格の場合、二次試験は受験不可。 |
| 試験日程 | ●一次試験 10月 ●二次試験 12月 |
| 試験会場 | 札幌・盛岡・仙台・高崎・東京・名古屋・金沢・大阪・松江・広島・高松・福岡・宮崎・沖縄 |
| お問い合わせ先 | 社団法人インテリア産業協会 〒160-0022 東京都新宿区新宿3-13-5 クリハシビル8F TEL 03-5379-0021 FAX 03-5379-8605 |
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