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不動産鑑定士試験は、弁護士試験、会計士試験と並んで、最難関とされている資格です。
2006年度からは新制度となり、今までの2次試験が短答試験・論文試験の2回の試験で選考されることになりました。
2次試験合格後、実務修習を修了し、修了考査に合格すると不動産鑑定士となる資格を得ることになります。
また2006年度の変更による不動産の鑑定評価に関する法律の改正によって、不動産鑑定士補の資格は廃止されました。
以前の試験体制よりは若干緩和されたような形になっています。
しかし緩和されたと言っても、最大の難関である短答試験・論文試験は、2年ほど専門学校に通って、しかも毎日8時間〜10時間くらい勉強してやっと他の受験生と対等に戦えるレベルの試験であるということを頭に入れておいた方がいいと思います。
それくらいのボリュームと難易度を持つ資格です。
また、特に実務経験を積んでおくと試験勉強もしやすい試験のようです。
これは、公認会計士試験にも言えますが、不動産鑑定士事務所などで実際の鑑定士さんの近くで経験を積んでおくと試験対策にもなりますし、勉強の理解も早まり、また、合格後の就職にしても安心できますね。
不動産鑑定士の「鑑定」とは、テレビでよくお宝鑑定などをやっていますが、客観的に物の値段を評価するということです。
特に不動産(土地ですね)というものは全てがこの世に一つしかないものですので、何かと比べて評価できるということが難しく、景気・経済や政治の動向や周辺の商業等の環境によっても価格は大きく変動します。
しかし、市場で取引されるためには適切な価格を決めて売買される必要があります。
そこで不動産鑑定士の出番となり、客観的な価値を与え、市場活動を可能にするのです。
信託銀行などでも投資対象として不動産は商品価値を持ちます。
不動産業界だけで仕事をしていればそれで安泰ということではなく、今後はますます金融業界とのボーダレス化も進んでいくと思われます。
それは、不動産が投資対象資産として優秀なものだからです。
不動産を証券化したり、金融商品(投資信託など)に不動産を組み込んだりといったことになりますと、必ずその過程で不動産の鑑定というものに直面します。
つまり、不動産鑑定士の仕事は金融業界とも絡んでくることがますます多くなってきています。
このあたりも資格取得後に自分のアイディアで色々な分野での活動領域を広げていくことの出来る資格と言えます。
不動産鑑定士の事務所などで働いていても給料的には難関資格を合格した割にそれほど見返りは多くないようです。
もちろん、普通の会社員よりは多いと思われます。
ある程度事務所などで経験を積んで、野心のある方は独立を目指すのが良いと思います。
この資格を合格できるくらいのバイタリティのある方であれば、経験を積んだ後、不動産鑑定士として独立するか、もしくは不動産仲介などの仕事やディベロッパーとして独立するなどの選択肢も考えられます。
資格を持っている人だけが不動産の鑑定を行うことが出来ますので、それを生かす形で色々な業界で役立てることが出来るでしょう。
私たちの生活に密接に関連している「土地」を扱う仕事だけに資格の活かし方は多様ですし、金額も大きいので高収入を得られる可能性は他の資格に比べても非常に高くなると思われます。
| 項目 | 試験の概要 |
| 資格の種類 | 国家資格 |
| 試験内容 | 午前 不動産に関する行政法規 午後 不動産の鑑定評価に関する理論 |
| 試験時間 | 10:00〜12:00 不動産に関する行政法規 13:30〜15:30 不動産の鑑定評価に関する理論 |
| 合格率 | 2.0%(2006年度)最終合格率 |
| 受験資格 | 年齢、性別、学歴等に関係なくどなたでも受験できます。(1次試験) |
| 受験料 | 13,000円 |
| 試験日程 | 5月下旬 |
| 試験会場 | 北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県 |
| お問い合わせ先 | 土地鑑定委員会事務局 国土交通省土地水資源局地価調査課 03-5253-8111(代表) 内線30313 http://www.mlit.go.jp/ |
| 関連サイト | 社団法人日本不動産鑑定協会 |
| 資格について | 不動産関係資格の最高位 |