ジェスチャーは言葉です(連載56回目)

日本人はジェスチャーをあまり使いません。
世界中の言葉を知っているわけではありませんが、
日本は世界でも一番ジェスチャーを使わない国なのではないかと思います。
日本という国の文化では「奥ゆかしさ」を大事にしています。
ジェスチャーはこの「奥ゆかしさ」に引っかかるのです。

出しゃばらない、自分をひけらかさない、つつましいということにこそ、
美しさが認められる世界観を持った文化です。
凛とした態度で相手に接し、自分を閉じ込めることにより、
相手を立てるという手法は日本人が
古くから大事にしてきたことの一つとしてあるわけです。

ジェスチャーは自分をアピールする手段にもなっています。
言葉をサポートし、強調する役割をしています。
英語において、ジェスチャーは必須であると言っても過言ではありません。
自然に手が動き、言葉をサポートしています。
時には言葉は無しで、ジェスチャーが言葉の代わりを果たすこともあります。

話の流れで言葉無しでもジェスチャーのみで意味が通じるというわけです。
ということは、つまりジェスチャーは言葉の一部ということになります。



ではこの言葉であるジェスチャーを日本の学校で学ぶことができるでしょうか?
ネイティブスピーカーのいる学校や英語塾では可能かもしれませんが、
たくさんの日本人の生徒たちに囲まれている中、
ジェスチャーを練習し、披露することは
日本人にとってはかなり恥ずかしく感じることと思います。

留学などを体験することによって、たくさんのネイティブスピーカーに囲まれて、
言葉としてのジェスチャーの使い方を学ぶのが、やはり一番いい方法だと思うのです。
日本と違う国では、違う価値観で世界は動いているわけです。
この価値観の違いは、日本に居ては理解することは難しいということです。
日本国内で英語を勉強する時は、日本という国は、
日本の文化が色濃くあるのだということを、頭に置いて、取り組まなければなりません。

ジェスチャーの存在を、他国では無視できないというお話です。

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