単語の引きだしからの取り出し法(連載45回目)

教室に通う子供たちを教えていて気づくことがあります。
ある動詞のカード集を使ってたくさんの量の動詞を覚えさせているのですが、
そのカードを使っているときには答えられていたものでも、違う場面で質問すると答えられないということがあります。

カードではなんという単語か意味も理解していたものなのに、
本に出てきたらわからないと答えるのです。
これはどうしてでしょうか?

単語はカードで覚えていて頭の引きだしにキチンと収められています。
しかし活用できるわけではないのです。
この状態ではまだ使えないということです。
いったん引きだしに片付けられた言葉を何度も引き出して使うことによって、
どんな時に利用したらいいのかを習得していきます。

「使い方レシピ」が増えていくようなものです。

料理に置き換えて考えてみてください。
単語は材料です。
冷蔵庫に覚えた単語はしまっていきます。
文章を作るときに冷蔵庫から取り出して料理します。
料理とは炒めたり焼いたりというアレンジを材料に加えて完成させます。
英語を使えるというのは、炒めたり焼いたりという作業なのです。
単語をカードで覚えたり、何度も書いて覚えたりということは
材料を冷蔵庫にしまう作業なのです。



冷蔵庫を開けてたいして材料が入っていなければ、
凝った料理は仕上がりませんよね。
英語も同じことです。

材料で満たされた冷蔵庫を目指しましょう。
そして料理することとは別なので、何度も冷蔵庫から取り出して
使ってみるという練習が必要です。

同じほうれん草でも洋食に使う場合と和食に使う場合、
中華料理に使う場合では料理法が違ってきます。
しかし元は一つのほうれん草という食材です。

冷蔵庫に収納することができたら、
次は取り出して使うというトレーニングをしていきましょう。

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