中高一貫教育―短期留学を通して学んだこと1(連載20回目)
高校生の時、交換留学生として西オーストラリアに滞在したことがあります。
その時の経験を少し書いておきます。
私の通っていた高校は中高一貫教育のエスカレーター式の女子高でした。
高校2年生になると留学制度が利用できました。
ただし学年で選ばれた2人だけにその権利は与えられるというものでした。
期間は夏休みの間の1ヶ月半です。
私がこのエスカレーターの学校に入ったのは、自分の希望ではありませんでした。
若干12歳の小学6年生の私には、どの学校を選ぶことが自分にとっていいのかを判断する力はありませんでした。
親が私にとっていいものだと用意してくれた学校への進学は、他と比べることも幼くて出来なかった私にとっては当たり前で、仕方のないことでした。
それでも中学校へ上がる時は、小学校時代の親しい友人らに別れを告げなければならず、私にとってそれは本望ではありませんでした。
女子高だということにも抵抗がありました。人類は男子と女子が揃って人間という生き物だと思うんです。
なのに思春期の男子と関わることなく生活していくことは、ちょっとどうかと思っていました。
大人になっても男性とうまく関われるようにはならないのではないかという不安もありました。
進学が決まった時、小学6年生の私にも何かこの学校での目標を持つことが必要でした。
この時目標にしたのが、高校2年生で受けることの出来る短期留学制度でした。
「留学したい!公立にはないこの制度を利用するために私はこの学校を選んだんだ」と思うことで、6年間の女子生活に納得を感じていました。
こうやってエスカレーターのまるで井戸の中の蛙のような生活がスタートしたのでした。
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