日本人はみんなが夫婦(連載60回目)
日本人の空気感と、よく書いてきましたが、
英語に表すとどうなるのでしょうか?
日本は、high-context cultureと言って、
情報共有度が高い文化という意味です。
それにひきかえ、アメリカや欧米は、low-context culture、
つまり情報共有度が低い文化なのです。
このhigh-context、low-contextという概念は、
アメリカの文化人類学者であるEdward T. Hallが説いたものです。
情報共有度の高い私たち日本人には、言葉にしなくとも通じ合えることが
たくさんあるのです。
あ、うんの呼吸も存在しますし、聞き手の読み取りの能力も高いのです。
情報はみんなで共有しているため、いちいち説明する必要はなく、
言葉として表すことはありません。
しかし、アメリカをはじめ欧米も、情報共有度は低いのです。
一つ一つ言葉にしなくては、意味が通じません。
言葉というものは、意思の疎通のツールなわけですから、
通じるものとするために、イントネーションが日本語より大げさについたり、
ジェスチャーによって会話をサポートすることが重要になってくるわけです。
聞き手に言いたいことを、どれだけ正確に伝えるかが重要なのです。
日本語は、かえってはっきり言わないことで、伝えうることもあるのではないでしょうか。
しかしこれは英語圏の人たちには当てはまらないということです。
日本人はみんな長年連れ添った夫婦のようなものだと思っていただけると
わかりやすいでしょうか。
言わなくても理解できることは、他国と比べると格段に多いのです。
他人同士でもそうなのです。
はじめて会った相手でも、日本人であれば、情報共有度は高く、
言わなくてもわかることはたくさん存在しています。
外国人から見ると、日本人はみんなが夫婦のように感じるのかもしれませんね。
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