2「受験の動機(建築関係の仕事中)」FP2級合格体験談

まず、私が受験するようになった動機なんですけれど、二つあります。
一つ目は、これは単純に仕事するときに名刺に肩書にあれば目立つのでお客さんにアピールできるからです。
名刺に「FP」の肩書がほしい・・・そんな単純な動機です。
比較的不純な動機ですね(サラリーマンですからどうしても営業成績のことが頭の中にあります)。

二つ目は、ある講習会で講師の先生が「簡単にFP2級は取れますよ」と言っていたのがきっかけです。
それじゃやってみるか・・と特に向上心もなかった私が、たったその一言で、その気になれたんです。
でも、その講習会の内容は住宅業界の話だったのですが、内容は全く覚えておらず、そのFP2級が簡単に取れるというお話だけが印象に残っていました。

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その頃、私は建築関係の営業の仕事をしており、管理職で部下もいました。
建築関係の仕事って言うと、とにかく建物を建てる工事をしてお客さんからお金を頂くわけです。

しかし、ただ、それだけではなくて不動産(土地・建物)取り引きもつきものなのです。
土地や建物を売ったり、買ったりしながら、建物を建てる建築の工事を請け負えるようにして、仕事に繋げて行きます。
何もない土地(業界では更地(さらち)と呼びます)に初めから建てれば新築工事、今ある建物を広くしたり使い良くするんなら増改築リフォーム工事となります。

建築工事というと大雑把に言って公共建物工事(学校や庁舎などの施設)、一般建築工事(事務所、工場、店舗)また個人住宅工事などがあります。
工事現場などは皆さんが外から見ていると、大きな重機を使ったり、トラックが出入りしたり、威勢のよい職人さんがいたりして結構バタバタと仕事をしている・・・っていうイメージじゃありませんか?
でも、建築工事現場っていうのは意外とデリケートな仕事をしているんです。

実は建物の設計図は全てミリメートル単位で書かれています。
そして建物の大きさが分かる平面図(上から見た図面)、立面図(横から見た図面)、電気設備図面、給排水設備図面、設備図面(冷暖房関係)の他に詳細図面というものがあって、建物の中の部屋の寸法、窓・ドアーや戸などの寸法、壁の厚さはもちろん、階段の奥行き、一段の高さや幅、玄関と床の高さ、便器の位置・・・等々建物については大体図面に描き込んであって、それを見て現場の人が作業をします。
それがなぜミリ単位なのか・・・。
それは、1ミリでも違うと建物がキチンと建たないからです。

たとえばコンクリート基礎の上に柱を縦に建てる時、もし1ミリ柱が傾いていたとすると上にいくほど傾きが大きくなりますよね。
横方向も同じことですからほんの少しの寸法の狂いで建物はうまく建ちません。
窓も入らない、玄関ドアーも枠がゆがんでいれば取り付けられないっていうことになってしまうわけです。
ですから、まだ何にもない更地の敷地で基礎工事するためにショベルカーなどの大きな重機械で掘っているときから、レベル(水平高さ)を測量機械を使ってミリ単位で測りながら掘っています。

それでも、実際の現場では設計の詳細図面に描き切れていない細かい部分が多いんですが、そのときは作業する職人さん達がその場で不都合な場所を測って計算してそれで作って行きます。
例えば、住宅の中での廊下から居間への入り口にアーチを作るときとかは、完成図面は絵ですから何でも描けるんですが、現場では「この図のように曲げたいけど枠の木がそんなに曲がらないから、このアーチ角度だと壁にぴったりと取り付かないな。じゃ、この廊下の幅に合うようにするにはここを11ミリ削って、こっちを12ミリ上げてこの角度をどうする・・」っていう感じで図面に鉛筆で描き込みながら計算したりしています。

だから職人さんたちは結構足し算、引き算の計算が速いです。
しかし、私はそんなに早く計算ができません。
そんなこともあり、算数が苦手な私でしたが、仕事の質をより高められるようにFPを受験しようと考えたのです。

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